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Contents
- 国内金価格、当局査察で急落 週内最安値更新も長期安定見通し
- 週間☆アクセス数上位ランキング!
特集(2025年09月08日~2025年09月14日)
- 今週の銘柄評価
ナムアバンク[NAB]
- 編集後記
「万博のベトナムパビリオン」
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1. 国内金価格、当局査察で急落 週内最安値更新も長期安定見通し
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12日朝の国内金市場では、SJCブランドの金地金(1テール=37.5gの純金ゴールドバー)が前日比1テールあたり▲300万~400万VND(約1.67万~2.2万円)下落し、週内最安値を更新した。政府当局による市場査察開始後の下落局面が続いている。
主要販売各社の買値は1テールあたり1億2950万〜1億3000万VND(約71万~72万円)、売値は1億3200万〜1億3330万VND(約73万~74万円)。9日につけた史上最高値1億3580万VND(約75万円)から大幅に下落した。
■政府の対応と市場への影響
当局は投機的取引や価格操作の排除を目的に、主要企業への一斉調査を実施している。さらにベトナム国家銀行(中央銀行)は金取引所の設立、金地金の生産と金原料の輸出入における国家独占体制の撤廃、供給源の多様化など、金市場の構造改革を視野に入れた政策を検討している。
・・・<続きはサイトでご覧ください>(記事本文には、直近6か月のSJCブランドの金地金価格の推移のチャートあり) |
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2. 週間☆アクセス数上位ランキング!(2025年09月08日~2025年09月14日)
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このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。
1 位 ビングループの負債総額800兆VND 財務基盤は依然健全水準
地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)が発表した2025年1~6月期の監査済財務諸表によると、6月末時点の総資産は958兆VND(約5.3兆円)超、負債の部合計は約800兆VND(約4.4兆円)となっている。ただし、このうち多くは利息負担のない顧客からの前受金やパートナーからのデポジットで、借入依存度は比較的低い。潤沢なキャッシュと子会社の安定した資金創出力を踏まえると、財務基盤は依然として堅固だ。
■借入は総資産の3割弱
同時点における利息負担のある借入金と社債は約283兆VND(約1.57兆円)で、総資産の29.5%にとどまっている。国際基準から見ても、この比率は健全と評価される。
また、株主資本負債比率は1.8倍で、不動産上場企業の平均を下回り安全水準にある。借入金は在庫、不動産投資、子会社株式などで担保されている。
・・・<続きはサイトでご覧ください>(記事本文には、2016~2025年6月末のVICの株主資本負債比率のチャートあり)
2 位 ベトナム大手IT、ロボット・AI新製品を相次ぎ発表
CMC技術グループ[CMG](CMC Corporation)、国防省傘下のベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)、ビングループ[VIC](Vingroup)、ベトナム郵便通信グループ(Vietnam Posts and Telecommunications Group=VNPT)、FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)などの大手IT企業が相次いでロボットやAI(人工知能)製品を発表した。実用性が高く、既存のインフラに容易に統合できる点が特徴だ。
世界のロボット市場は2050年に7兆USD(約1030兆円)規模、導入台数は6億台を超える見通しだ。ベトナム企業の参入は、市場需要を見据えた本格的な投資といえる。
VICとベトテルのロボット新製品
VICは人型ロボット「ビンモーション(VinMotion)」を発表した。歩行や手振りなどの基本動作が可能で、まずはビンファスト(VinFast)工場で部品運搬や品質検査に活用し、将来的には物流、医療、教育、顧客サービスなどへの応用を目指す。
・・・<続きはサイトでご覧ください> |
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3. 今週の銘柄評価
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※「今週の銘柄評価」は証券会社独自の見解に基づくものであり、実際の投資判断はご自身で行ってください。
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」に掲載した一部を「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだだものを掲載しています。
●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。 http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html ●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。 http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
ベトナム現地証券会社による今週の銘柄評価・ ナムアバンク[NAB](2025年09月17日 発行ベトナム株通信 第5658号)
ベトコムバンク証券(Vietcombank Securities=VCBS)はホーチミン市拠点の中堅民間銀行ナムアバンク[NAB](Nam A Bank)株の理論株価を1株1万9887VND(約110円)と評価し、投資評価を「買い(Buy)」とした。
NABは業界平均を上回る高い貸出成長を続けている。2025年6月末時点の顧客向け貸付金残高は年初比+14.7%増の190兆3290億VND(約1.06兆円)で、うち不動産・建設関連は同+32%増、特に不動産事業向け融資は同+49.3%増と伸び、貸付金残高全体の15%を占めた。
1〜6月期の利息関連収支は前年同期比+7.9%増の4兆2340億VND(約235億円)、税引前利益は同+13.7%増の2兆5200億VND(約140億円)となった。2025年通年では税引前利益が前年比+約13%増の5兆1000億VND(約283億円)超、自己資本利益率(ROE)は19.2%となる見通しだ。
同行は資本金を18兆VND(約1000億円)超に増強する計画を進めており、ジェネラリ(Generali)とのバンカシュアランス強化や海外戦略的株主の受け入れも検討している。
VCBSは、資産の質改善と高い収益性を背景に、NAB株には中長期的な成長余地が大きいと評価している。 |
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4. 編集後記
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スタッフが週替わりでお届けする「編集後記」。 今週は日本在住のSa Huynhがお送りする、「万博のベトナムパビリオン」のお話です。
先日、大阪・関西万博に行ってきました。
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もちろん、メインのお目当てはベトナムパビリオン。 ベトナムパビリオンは、日本側が建設した長屋の建物の1区画に入居する「タイプB」です。 万博の開幕から少し遅れて、南部解放・南北統一50周年記念日に当たる4月30日にオープンしました。
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ベトナムパビリオンは予約不要の自由入場で、10分くらい並んで入ることができました。 中はあまり広くないので、公式が案内している所要時間の通り、15分ほどで1周できました。
パビリオンに入るとまず、ドンソン銅鼓のオブジェが。青銅器時代にあたる約2000年前のドンソン文化を代表するシンボルです。

銅鼓のそばには、ベトナムの54の少数民族を紹介したパネルがあります。 それぞれの少数民族の特徴をよくとらえたイラストがかわいい。

中に進むと、ベトナムの概要、歴史、一村一品(One Commune One Product=OCOP)運動、農業、ベトナムと日本との関係、省・市(ハノイ市、ハイフォン市、フエ市、ホーチミン市)の紹介、ベトナムの工芸…と盛りだくさんの内容で、パネルやさまざまな製品が展示されています。
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20世紀のベトナム近代美術のコーナーには、「近代ベトナム絹絵画の巨匠」とされるマイ・チュン・トゥー(1906~1980年)の作品「L'Heure du thé(お茶の時間)」と、この作品をホログラムでアニメーション化したものが展示されています。

この奥には、同じくベトナムを代表する画家であるレ・フォー(1907~2001年)の作品「Le Concert(コンサート)」と、そのホログラムが展示されています。
パビリオン内には、水上人形劇の舞台もあります。 水上人形劇とベトナム伝統音楽のショーは、1日3回上演されています。 また、サクソフォニストのタルキ・サックス(Taruki Sax)のライブショーもあります。

アオザイと伝統楽器も展示されています。

南中部高原地方の少数民族が用いる竹製の気鳴楽器「クロンプット(K'lông pút)」の体験コーナーも。 楽器に触れることなく、手を叩いて空気を出して音を鳴らすのですが、なかなか難しかったです。

パビリオン内にはベトナム料理の販売コーナーもあります。 メニューは、バインミー(1900円)、混ぜフォー(2100円)、アイスベトナムミルクコーヒー(1500円)、アイスベトナムブラックコーヒー(1400円)など。
コーヒーのカップがかわいくて、ノンラー(Non La、円錐形の葉笠)の形の蓋がかぶさっていました。裏面には、ベトナムのコーヒー産業の概要が英語で紹介されています。

天井にはたくさんのランタン。 出口のほうにはベトナム雑貨が並んだお土産コーナーもありました。

ベトナムパビリオンのご紹介はここまで。
万博では、パビリオン以外のベトナムグルメも堪能しました。
カフェテリアタイプの「SAIGON屋台」では、「ブンチャージョー」(1800円)をいただきました。 これでもかというぐらい具だくさんで、とてもおいしかったです。 タイミングが良かったこともあり、店内もすいていてゆっくり食事&休憩ができました。

また、何とか予約を勝ち取り、「くら寿司」にも行くことができました。 大阪・関西万博店では世界各国の料理が楽しめます。 ベトナムのメニューは生春巻き。こちらも絶品でした。

万博は、「世界」が夢洲にぎゅっとつまったテーマパークという感じでした。 パビリオンの事前予約はことごとく外れ、人気のパビリオンにはほとんど入れませんでしたが、各国のパビリオンの外観を見ているだけでもわくわくして、とても楽しかったです!。
photo by Sa Huynh —————————— 今回は、ここまでです。 最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。 今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。 |